メンフィスにて

主に生命科学と社会について考える

Covid-19の今後 (7)

(前回から続く) 

以前本ブログでも述べたことがあるが、国防と防疫は同じような考え方に立脚している(いつの記事か忘れたが)。このコロナウイルスの流行でそのことを痛感している。

Youtubeで長谷川、高橋両氏のサイトでワクチンをめぐる諸問題を論じている(動画では42分頃まで)。阪大グループのワクチン開発の当事者、森下竜一教授を交えた議論でワクチンが戦略物資であることが強調されている。こうした話は既存メディアからは全く聞こえてこない。(既存メディアは有害なことしかやっていないので当然だが。)

森下教授はADEについて触れていないが、星良孝氏の記事がよく纏まっている。内容、タイミングとも素晴らしい。

ウイルスの病原性の解明、ワクチンの効力検定、ADEの可能性などの研究には実験動物が必要だが、今のところ齧歯類は使えない。遺伝子改変型マウスの開発は現在行われているはずなので、時間が解決してくれることと思う。

少なくとも日本国内におけるCovid-19流行は今のところよく制御されているので、この間に中長期的な課題を解決しておくのが肝要だろう。

職場も段階的に復帰が始まっていて、私も先週から一日4時間体制で働いている。今後いつ全面復帰できるのか、いつ旅行ができるようになるのかなど懸念材料は尽きない。さらに米国ではすでに相当数の失業者が出ていて、不況(恐慌)がどの程度、いつまで続くのか不安だ。とくに米国では経済状況は治安と直結しているので今やこれは最大の関心事だ。

仕事をしながら世相を注視してゆくことになる。Covid-19の記事はしばらく上げないことにする。他にも大事な問題があるので。